猫になりたい

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対岸の彼女/角田光代



図書館の何百人待ちを経て、ようやく入手。途中何度か買おうかと悩みましたが、結局タダ借りしちゃいました。

昼過ぎから読み始めて、止まらなくなり夕方には読み終えてた。最後の方、涙が止まらなくなってしまいティッシュ握り締めて読んでました。


女の人を区別するのは女の人だ。
既婚と未婚、働く女と家事をする女、子のいる女といない女。
立場が違うということは、ときに女同士を決裂させる。

30代、既婚、子持ちの「勝ち犬」小夜子と、独身子なしの「負け犬」葵。性格も生活環境も全く違う二人の女性の友情は成立するのか!?


と、本の紹介には書かれているけれど、実際は「負け犬勝ち犬」をテーマにした話ではない。多分、この本が出版された時、この言葉を宣伝文句にしないといけない状況だったんだろう。(今見るとあんまり内容に沿ってなくてこの小説が可哀想な気がするが)
それよりも女として生まれ育った人が、生きていく上で必ず経験する人間関係を描いているように思う。人との距離のとり方や関わり方がよく分からなくて、悩んでしまうことって大人になっても良くあることだ。思春期なら特にそういった悩みは大きい。
自分は特別そういう面が弱いのかな、と思う瞬間もあったが、この小説を読むと、みんな何かしらのそういう心の葛藤は持っているのだ、と気付かされる。

「私たちは何のために年を重ねるんだろう」と小夜子は自問する。
「それはきっと、人間関係が煩わしくなった時に”じゃあ、私は用事があるから”とドアを閉めることが出来るようになるためだ」
最初はそう思っていた小夜子に心の変化が訪れる。
そうして出た答えはあまりにも当たり前だけど、でもそれは自分で経験して初めて出る答えなんだろうな、と思った。
思いながら涙が止まらなくなっていた。


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コメント


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終に読めたんやねー。
ほんとよね、この紹介は違うなあ。
角田さんも不本意だったんじゃないかな。
これ、私も泣いたよ。
私は葵の学生時代のエピソードが好きやな。
読んだ後、友達に会いたくなる本だった。

gutty | URL | 2006-10-16 (Mon) 11:32 [編集 ]


そうよー

guttyが「泣いたわ~」と言っていたの覚えてて、じゃあ読みたいなあ、と思ってたんよね。gutty、あんまり簡単に感動しなさそうな感じがして。(あ、そうでもないかねv-8

なんか、人と関わるのを怖く感じるとき、背中をそっと押してくれるような、そんなすてきな小説だったよね。v-22 読んで良かったよ。

ayatan | URL | 2006-10-16 (Mon) 23:02 [編集 ]


これかあ

「それはきっと、人間関係が煩わしくなった時に”じゃあ、私は用事があるから”とドアを閉めることが出来るようになるためだ」
読んでないけど、このフレーズ、すごく親近感を感じるなあ。
なんかね、こんなようなテーマで昔稲ちゃんとものすごく真剣にしゃべったことがあるのが印象深く思い出されます。おもしろかったなあ。
彼、元気かね。

小説、この後、どういうふうに展開してゆくのでしょう。
今は時間ないけど、たぶんそのうちに読むと思う。
オアシズのもおもしろそうだね~。

ああ、久しぶりに本、読もうかなあ。

ぐり | URL | 2009-01-08 (Thu) 23:56 [編集 ]


うん、是非時間見つけて読んでみて。
いなちゃんは、確か数年前に結婚したという噂を聞いた。
元気かね。会いたいね。

ayatan | URL | 2009-01-17 (Sat) 00:44 [編集 ]


 

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