猫になりたい

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ヘヴン/川上未映子



川上未映子さん、私にとっては3作目。
『乳と卵』『すべて真夜中の恋人たち』を読んだ。
全て違った文体で、それでいて読みやすいし文学的で、すごく力のある人なんだろうなー、と思う。
ついでに美人で才能に溢れ、私と同年生まれ。
ああ、なんと小憎らしいことか。(羨ましいという意味だ)

かなり陰湿ないじめを受け続ける中学生の男の子が主人公。
彼の机に入っていた手紙。「わたしたちは仲間です」
差出人のコジマはクラスメイトの女子で、不潔な服装であることから、彼女もまたいじめを受けていた。
二人は文通を始め、時々非常階段で会い、その存在を心の拠り所にしていく。

コジマはとっても独特の感性を持っているのだが、彼女が主人公に向かってだーーっと話すセリフが良い。
そして時々、「うれぱみん」とか言ったりするのが可愛い。(うれしい時に出るドーパミンのことだそうです)

最後の方、どんどん追い詰められていく二人の描写がしんどいのだけど、ラストは若干救いが。

主人公の継母。
彼が6歳の時に父と再婚した母だけど、彼女の存在が良かった。
年齢的にはきっと30代半ば位?私位か。
ほとんど家に帰ってこない父との関係はすっかり終わっていて、ほとんど子供と二人で暮らしているようになっていて、いずれは離婚するのかもしれない。
この人、このまま子供を育ててくれるんじゃないかな、と思ったけど、それは理想でしかないかなー。。。

そんな感想を抱いて、その他の人たちの批評ブログなど読むと、もっとこの小説には語られていることがあって(例えば善と悪のそもそも論とか)、私って読み方浅いなー、ということを実感。

いやしかし、この人の本は今後も読んでいきたいと思う。

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