猫になりたい

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殺人の門/東野圭吾

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歯科医の息子として裕福な家庭に育った田島和幸。
しかし同級生の倉持と出会い、彼の企みによってどんどん不幸な人生を送ることになる。
祖母の死、その死への毒殺疑惑、両親の離婚、父の転落、家業の破綻、学校での陰湿なイジメ、初恋の手ひどい失恋。
会社に入ってからも、倉持の紹介で踏み込んだ悪徳商法で平凡ななりに小さな幸せを見つけかけていた生活は滅茶苦茶な方向に。
どうにか立ち直り堅実な生活を始めた途端、現れる倉持。
この不幸の元凶は彼以外にない、と思う田島は倉持を殺したい、殺さなければ、と思うのだがどうしてもその一歩が踏み出せない。

倉持を憎み、彼さえいなければ、と何度も思いつめながら、彼の話に結局何度も乗ってしまいその度に落ちていく。
その様子が悲惨すぎて、実はとてつもなく面白い。当事者じゃないから。
どう考えても「その話に乗ってはいかん」としか思えないのが、何故か主人公はのってしまうのだ。

一番「どうなる、どうなる」と気になって読んだ部分は、田島の結婚生活。そしてその崩壊。こう言っては失礼ですが、面白い!

しかし読む前は「殺人の門をくぐる、くぐらない、その一歩への違いとは何なのか」ということについて描かれていることを期待していたのだが、
実際はそういう内容のことはあまり含んでいない。結果、あのような結末に至るわけで、それは非常に残念。

あと、悪魔のような「倉持」。彼は悪いことをしても何故か憎まれないキャラ。という設定みたいだけど、
あまり具体的に彼の人柄を知る手立てがなくて、その魅力がさっぱり分からない。ここも難点なように思えた。

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コメント


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読みました

「白夜行」ほどではなかったけど、やめられない止まらない状態で、いっきに読み終わりました。
面白かったーー。
「赤い指」がすごく気になります。
久々、図書館にいってみようかな、と思います。

なかしま | URL | 2006-08-31 (Thu) 19:15 [編集 ]


「殺人の門」を読んだの?
「幻夜」は「白夜行」と同じ位面白いよ。
私の中では(「白夜行」=「幻夜」)>「殺人の門」てな感じです。
「赤い指」って知らない。探してみます!
私は「バッテリー」読みました。いいよー。高校野球にはまっている私たちにはオススメだ!v-10

ayatan | URL | 2006-08-31 (Thu) 22:12 [編集 ]


 

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