猫になりたい

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

レイチェルの結婚



姉レイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式のため、妹のキム(アン・ハサウェイ)が薬物依存症の施設から一時帰宅する。
幸せに包まれているバックマン家に、発火物のようなキムの存在は微妙な緊張感を生む。

数年前、薬中のキムが起こした事故で幼い弟が死んだ。
その不幸な出来事は、家族それぞれの心に深い傷となって残り、両親は離婚。
家族はバラバラとなったのだ。
結婚式という幸福な行事で、離れていた家族が再び集い、蓋をしていた気持ちに向き合っていく。


山田太一氏大絶賛、ということも手伝い、映画観てる場合でもないんだけど映画館に足を運んだ。

私の大好きなアン・タイラーの小説を思い出した。『もしかして聖人』という話に似ている。

そして、多民族の集う結婚式の様子が姉の結婚式を思い出させた。(夫の弟(イラク兵)がビデオカメラばかりとってる様子とか、うちの父のようだし)

レイチェルもキムも父も母も、ほぼ壊れかかった家族関係をどうしていいか分からない、というように見える。でも、家族は家族で、その縁は消去したくても決して消えないのだ、という感情。
バックマン家のように、見えやすい形で壊れている家族でなくても、うまくいっている家族であっても、やはりこの映画で描かれる感情って、大小の差はあれど、誰でも経験ある感情かもしれない。

この映画の中で、感情をあらわにしてそれぞれが傷をさらけ出していくけれど、再婚相手と住む母は、いつまでも正面きって、家族に向き合ってないような感じがした。

式の翌日、キムは再び施設に帰って行く。
特に何か前進したわけではない、そんなラスト。
あー、でも、家族っていう人間関係、こういうものかなー、と胸にきてしまいました。

『もしかして聖人』、もう一度読みたくなったな。(結局、タイラーに戻る)

スポンサーサイト

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。