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見えない暗闇/山田太一



山田太一12年ぶりの連続ドラマ「ありふれた奇跡」にかなりはまっている。
あぁ、やっぱりこの作家、私大好きです。
ドラマでは、何てことないような日常の暮らしの中、偶然出会った孤独を隠し持った男女が徐々に距離を縮めていくというラブストーリーで、
大きなドラマチックな展開が挟まれることはほとんどない。(冒頭の出会いはドラマチックなんだけど)
小さな日常の光景、それを描くことで、観ているこちらをこんなに引きつけるなんて、中々出来ないことなんじゃないかな。
アン・タイラーもそういう作風の人で、私かなり傾倒してる。

太一節に触れたくて、ついつい録画した上記ドラマを再放送してしまう毎日である。
普段も触れたくなって、この本を手にしてみました。

都の清掃局に勤める公務員が主人公。40代。一人息子は京都の大学に入り家を離れ、妻と二人暮し。
数週間前から妻の父親が足を怪我して、同居している。
ある日、部下から不思議な相談を受ける。「ゴミ集積地で光る人間を見た」と彼は言い、その光景は言葉にしがたい、とにかく不可思議な幻想的なものであった、と。
家では妻の様子がおかしい。養父は「男がいるのではないか」などと言う。
休日、妻の後をつけると、小男と密会している現場に出くわす。
二人の謝罪を聞きながら激情してしまい、容赦なく小男を殴りつけてしまう。

後日、腫れ上がった顔の小男は彼の職場にやってくる。そして、突然死んでしまう。。。
「俺が殺しのたのだろうか」

現実と幻想の区別が段々つかなくなった主人公は、この事実をひっそり黙って暮らすのだが、そこに「お前が殺したんだ」と言う大男と鷲声の美少女が現れる。

すんごくヘンテコストーリー。
しかしやっぱり引き付けられる。
山田さんの小説を昔何冊か読んだけど、こういう日常にいきなり訪れる超現象というかファンタジーというものがよく登場して、平凡な生活にヒビを入れていくというものが多いと思った。
何が本当なのか、現実なのか、段々分からなくなっていき精神を病んでいく部下と、そこに落ちないで何とか持ちこたえる主人公。
これが何を表しているのか、そういう批評は誰か別の人のレビューに委ねるとして・・・。(よく分かんないんだもん)

セリフを試しに読み始めてみたら、これが面白いセリフで、独特のリズムで。
結構気持ち良いのであった。

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コメント


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No title

ありふれた奇跡、私も気になってたんよ。
よっしゃ、ダウンロードしてみてみよっと。
普通の日常生活ってドラマや小説になりにくいだろうに
それを面白く描ける人ってすごいよねえ。
天地人みてる?視聴率いいらしいけど、
脚本家が「どんと晴れ」を書いた人らしい。ちと心配やね、、、。
前回は、説明せんでええとこもナレーションが入って
ちょっと興ざめしたわ。でも、妻夫木くんはいいねー。

gutty | URL | 2009-01-30 (Fri) 21:36 [編集 ]


Re: No title

ありふれた奇跡、めちゃめちゃいいよー。まだ4話までしか放送されてないんだけど、1話を計5回くらい観てるハマりようだよ。加瀬くんがまた良いのだ。観て感想聞かせて!
天地人、今のところ全部観てるよ。
guttyも書いてたけど、あの子役の男の子が可愛かったよねー。
大河ドラマって絶対途中で飽きちゃうから、今回のはめげずに観れるといいけどー。

ayatan | URL | 2009-01-31 (Sat) 21:11 [編集 ]


 

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