猫になりたい

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ワイルド・ソウル/垣根 涼介

 


戦後、外務省が行ったブラジル移民政策。

貧困の日本から夢を求めてブラジルに渡った日本人たち。しかし、そこは農作物など育つことはない、干からびた大地だった。
資産を投げ打って海を渡った彼らは、帰国することも出来ず、原始人のような生活を余儀なくされ、助けを求めても外務省からは何の援助もない。
未開の地でマラリアや未知の病気に侵され、親兄弟を亡くし、人生を狂わされた男たち。

40年の月日が過ぎ、生き残った男たちが日本、外務省への復習計画を実行する。

友達がとても面白い、と言っていたので読んでみた。
上下巻と結構長い作品だけど、続きが気になってあっという間だった。面白い!
男たちだけの話ではなく、復習劇の中で巻き込まれていくテレビ局の30間近の女性の視点が入ってくるので、その部分もかなり面白い。

こんな酷いことが起こって、まだ50年位しか時代は過ぎていないのに、このような負の歴史をほとんど知らなかった。今度映画化されるらしいので、きっともっとスポットが当たっていくといいのではないかと思う。
ブラジルに移民した彼らの子供たち、孫たちが、今現在は日本に移住してくることが増えているのだと以前新聞で読んだ。しかし日本の生活に馴染めず、居場所を見つけられない現実もあるのだそう。
その場しのぎの政策によって、何代にも渡って人生を狂わせられる人もいる。
何をうらめばいいのか、とてもはがゆい気持ちになる。

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