猫になりたい

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イントゥ・ザ・ワイルド



いやー、ここ最近観た映画の中で、ダントツで心に残りました!
私の今年のベストは小説『決壊』、映画はこれに既に決まった。

アトランタの大学を卒業したクリストファー・マッカンドレス(エミール・ハーシュ)。
彼はハーバードに進むための学資貯金を全て寄付し、免許証や身分証明書も捨て、中古車で旅に出る。彼に大いなる期待を寄せる両親にも、たった一人の理解者であるはずの妹にも何も告げず。

砂漠に車を乗り捨て、アメリカを旅するクリス。物資社会に背を向け、自分の名前も捨て、旅の過程で生まれた人間関係も置き去りにして、目指すはアラスカの大地。

彼が旅に出て2年後、アラスカを目指して4ヵ月後。
1992年、朽ち果てた廃車のバスの中で、クリスは腐乱死体となって発見される。

実際に起きた話をまとめた小説『荒野へ』を、ショーン・ペンが10年がかりで映画にしたというこの作品。友人が誘ってくれて観たけど、観れて良かった~、と思った。
今でも思い出すと、ぐぐっと涙が出そうになる。

22歳の若者であるクリス。まだ世の中もほとんど知らない無垢な彼は、両親への屈折した感情を抱えて生きている。この人生は何のためにあるのか?この世の中は何だろう、、、そう思っても、何となく日々を過ごして、いつしか当たり前のように世の中というものに飲み込まれるのが、私たちの人生なんだと思う。クリスは、それを良しとせず、何かを見つけ出そうと、旅に出たのだろう。

旅の最後辺りで出会う革職人の老人。妻子を亡くし、一時は酒に溺れた彼にクリスの存在は光となって映ったはず。でも、クリスはアラスカに出かける。「僕もあなたと離れるのは寂しいけど、人間関係だけが人生の全てではないよ」と言って。
数ヵ月後、バスの中で孤独にまみれながら、彼はこんな言葉を書き綴る。
「幸せは誰かと分かち合ってこそ、意味を持つ」

小さなミステイクによって、彼は命を落とすけど、最後に心に浮かぶ情景は・・・。
あまりにも切なくて、しかし彼の行動は必然であったとしか思えないし、そうして向かえた運命、これもまたあまりにもむごく切なくて、生きるということは精一杯な愛しいことだと思える。

いい映画観たな~、という気分。
小説も是非読みたい!

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コメント


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はじめまして

面白かったです。また遊びに来ます。

サッチン | URL | 2008-11-21 (Fri) 17:34 [編集 ]


ありがとうございます

サッチンさん、お返事随分おそくなってすみません・・・。
またのお越しをお待ちしております!v-10

ayatan | URL | 2009-01-17 (Sat) 00:42 [編集 ]


 

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