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決壊/平野啓一郎

 

全然更新をしていない・・。映画も観てるし、読書も定期的にしているんだけど。

ここ数ヶ月、というかこの数年で読んだ小説の中で一番衝撃を受けた小説がこの「決壊」である。
夏の帰省時に読んだ。割に分厚い上下巻だけど、もう止まらなくって、ぶわーっと入り込んでしまいました。夏休みの明るさ一転、最高に気が滅入る内容でしたが。。。

山口県宇部市で妻と3歳の息子と暮らす沢野良介は、盆に父と母が暮らす北九州市の実家に帰省する。
定年を迎えた父親は鬱病を患い、自室からほとんど出てこない。
東大を卒業後、国会図書館で働いている兄の崇も東京から帰省し、父の病状を心配し精神科への通院を強くすすめる。

幼い頃から何を考えているか分からないと身内ですら感じるような崇は人生への空虚感を感じている。複数の女性と同時に付き合いながら、そこに強い欲望を見つけることは出来ない。
一方、兄に複雑な感情を抱いている良介はブログにその想いを書き綴る。
偶然にそのブログを見つけた妻は、コメントで他人を装い言葉をかけるようになり、そんな夫婦の状態を義兄の崇に相談し始める。何かを感じ取った良介は、二人の関係を疑い始め、更に兄弟の均衡がぐらつき出す。

出張に出た良介は京都でバラバラ遺体として発見され、警察は崇に疑いの目を向ける。


あらすじ書き出してみても、あまりに沢山のストーリーが展開しているのでうまく書けません。
読め読め、これは読むしかない!どうにかして読んでくれ、という感じ。
誰かがこの本の感想に「決して読後感が良いわけではないけど、読むべき作品」と書いていたけど、まさにその通り。今現在の日本を現している作品だと思う。

うまく感想すら書けないわ。
「模倣犯」「白夜行」「悪人」といった眠れなくなるくらいのめりこんだ作品を思い出させるが、それら以上の訴えかける何かが大量にある作品だった。
読後しばらく引きずりました。
「何で俺なんだ」と聞く良介に、犯人が「グーグルがあんたを選び出したんだ」ってな言葉。
気持ち悪い世の中だと身震いがしてしまうが、それをネットに書き綴る私は矛盾しているのだろうか。

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