猫になりたい

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八番筋カウンシル/津村記久子


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ポトスライムの舟/津村記久子



今回の芥川賞候補になっている作品。
どうしても読みたくて、図書館で掲載誌を借りてきました。(「群像」11月号)
作家の津村記久子さんは、今まで色々読んで、「この人、いい!」と何か好きで、今回の作品で決定的に大好きだわ、感覚が一緒だわー、と思いました。

「ポトスライムの舟」は、29歳の、言うなればワーキングプアの女の子・ナガセが主人公。
工場での製造の仕事(年収160万少々の薄給)をベースに、夜だけ大学時代の友達の営むカフェを手伝い、週末の1日は商工会議所主催のパソコンスクールの講師のバイト。
母親と同居する家に帰れば、データ入力の内職もする。
とにかく働かなきゃ、と何かに急き立てられるように日々休みなく働いている。

卒業後に勤めた会社での人間関係のぐちゃぐちゃに疲れ果て、今の仕事に流れた様子。
今の工場での人間関係は良好で、働き甲斐があるとは思えない状態であるが、職場での空気が悪くないことは得がたい美点だと思い、今の状態を続けている。

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ミュージック・ブレス・ユー!!/津村記久子



アザミは高校3年生。音楽が何より好きな彼女が送る一年間。
注意力散漫で、勉強も苦手。真っ赤な髪の毛、口にはカラフルな矯正器をはめて、耳には常にヘッドホン。
受験生でもあるアザミの頭の中は、でも、いつでも音楽のことばかりである。
「音楽について考えることは、自分の人生について考えることよりずっと大事」
彼女が知り合う同級生の男子は、アザミよりももっと激しく音楽(イギリスパンクかな?)に傾倒しているが、そんな彼が言う一言に、アザミは救われるような気になる。「それは全く間違っているのだが、、、」と心で思いながら。

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